「リュートのための古風な舞曲とアリア」とその原曲

Antiche Arie E Danze 3 Suites

レスピーギの「リュートのための古風な舞曲とアリア」は、メロディーが分かりやすく、かわいい感じの管弦楽曲で、最近自転車に乗っているときになぜか頭の中を流れる(心拍も落ち着く)曲です（第3組曲は弦楽合奏で、少々劇的な感じになってますが）。
で、「リュートのため」とありますが、リュートの曲ではありません。古楽に興味を持っていたレスピーギが16〜17世紀ごろのリュートの曲をもとに編曲したものです。だからシンプルなメロディーなんですね。

で、この原曲を集めたものがあるかな、と探してみてみつかったのが、これ。

Ancient Airs & Dances

レスピーギの曲にあわせて原曲が並べられています。中にはガリレオ・ガリレイの父親の曲もあります。
レスピーギが複数の曲を組み合わせてひとつの曲に仕上げていたりするので、収録されている曲の数は多くなってます。
またリュートやバロックギターだけの曲、ヴィオールなどとともに演奏される曲、テナーの歌が付いている曲などもあります。

曲はほんとに素朴です。なごみます。
レスピーギの、管弦楽への編曲のうまさなどがあらためて分かりますが、個人的には原曲のほうが気に入りました。

今回はAmazon.comで他のCDと一緒に頼んだのですが、Standard International Shippingにしたもんで到着するまでに1ヶ月以上かかりました…長かったぁ。船に揺られてのんびりきたんでしょうか。そう思うとさらになごみます。