TOMOYO Linux 1.1.3リリース

7/7にTOMOYO Linux 1.1.3がリリースされました。
で、今回は組込み系を意識した機能追加がありまして、非常にうれしいです。
ありがとうございます。＞開発者様

シンボリックリンクのままドメインを定義できるようにする機能

監査ログ機能を使うかどうか選択できる

シンボリックリンクについては、ポリシーにaliasで指定する必要はあります。
たとえば、

alias /bin/busybox /bin/ls
alias /bin/busybox /bin/cat
...

といった感じのようです。
ただ、BusyBoxが提供するものすべてを記述する必要がありますし、BusyBoxの構成をちょこちょこ変更する際にはそのたびにポリシーを修正する必要が出てきそうですかねぇ。

監査ログ機能については、カーネル構築時に有効・無効にできるようになりました。
これまでも、/proc/ccs/statusの設定で監査ログを出せなくできますが、カーネル構築時に無効にすることで監査ログのコードを減らせる分、カーネルイメージが小さくできるようです。（で、どのくらい小さくなるかなぁ？）

最近、プライベートが忙しかったため、ぜんぜんLIDSもTOMOYO Linuxも触れてません。
今週末から勝手に一週間夏休みをとって田舎に帰るので(^^;;
その間に開発環境をカーネル2.6対応にして、その後TOMOYO Linuxを1.1.3に対応する予定です。たぶん・・・